コラム
誰もが働きやすい会社(社会)を目指して
完全リモートワークの導入
シンプルメーカーでは全ての従業員にリモートワークを導入しました。
一部の従業員はお客様への対応で一時的に出社したり、客先に訪問することがありますが、基本的に完全リモートワークで業務を進めています。
従業員の半数以上が主婦で、子育て中の方もいます。
また会社のある東京からかなり離れた場所に住んでいる方もいて、そういう方は直接お会いせずにリモートで面談を行い採用させて頂きました。
ずっと働ける会社を目指す
弊社で働きたいと言って頂ける方に理由を聞くと、子育て中の方は「子育てしながらでも自分のスキルを活かせる仕事がしたい、スキルアップしたい」という理由が多いです。
まだ子どもがいない方は、「子どもが生まれてからもずっと働きたいから」という理由が多いです。
普通の会社勤めのスタイルでは働けなくなる要因は、子育てに限ったことではありません。親の介護や病気などは、女性に限らず多くの方が抱える共通の課題があります。
もし完全リモートワークが可能ならこのような課題を抱える方でも、より高度な仕事を続けることができると思います。
覚悟を決める
「完全リモートワークはうちでは難しい」他の会社の方に弊社の話をすると、よく言われます。私も最初は同じ感覚でした。
・会わないと伝わらない。
・すぐ隣にいるとすぐ話せる。
・お客様への対応が遅れてしまう。
など、皆さんが言うことと同じことを感じてました。
しかし、あるとき意識を変えました。
リモートワーカーをチームメイト、仲間として認め、自分の懐でしっかり受け止める覚悟を決めたのです。
それから出社していた従業員もリモートワークに切り替えました。
切り替えた当初は従業員も抵抗感を感じていましたが、実際に慣れてしまうと快適のようで、長い通勤時間から開放され、毎日に余裕を持て生活できているようです。
リモートワークだからできないと決めつけない
覚悟を決めたことで、全従業員がリモートワーカーとなり、社内と社外の垣根はなくなり、全員を対等に扱えるようなりました。
これはリモートワークにはできないと決めつけていたことも、全員がリモートワーカーになってしまうと、その中でやらなければいけませんし、案外なんでもできるものだと感じています。
あれだけ直接会わないと伝わらない、できないと思っていたこともやり方を工夫すれば、そんなことはないのです。
特に今の時代はツールが進化しており、様々なツールを活用することで、かなり円滑に業務を進めることができます。
うちの会社ではできないとか、私の職種は無理だとか、できない理由を考えるのではなく、できる方法を考えていくことがこれからはとても重要なことだと思います。
コミュニケーションはより大切にする
リモートワークにしたことで、コミュニケーションの時間を大切にするようにしました。
オンラインミーティングや、月に1度のOne on Oneミーティングなどを通じて、業務だけでなく、働く従業員一人ひとりのパーソナルなところまでしっかり理解するよう努めました。
距離に負けないくらい気持ちを一つにすることが、良い仕事につながると考えたからです。
3ヶ月に一度は、遠方の方も含めて全員が直接集まる場を作るようにし、相互理解を深めています。
今は従業員が出勤していた頃よりも、お互いのことを理解できるようになってきたと思います。
誰もが活き活きと長く働ける場を増やす
弊社の従業員の満足度はとても高いです。(eNPSと呼ばれる従業員ロイヤルティを測る調査では10点満点中9でした。)
弊社のビジョンは、「すべての従業員が安心して暮らせて、個性を活かし、ワクワクしながら社会に貢献できる会社を作る。そして、その在り方を世界に広める。」というものです。
今の我々の(考え方も含めて)働き方を他の会社さんにも広めることで、多くの人によりよい働き方を選ぶことができるようになり、我々のビジョンの実現により近づけると考えています。
そのためには、我々の会社がもっと他社からマネされたくなるようなお手本になることが重要だと考えています。
「結局リモートワークはダメだ」と思われないためにも、大きな成果を出し続けていくことにこだわって、事業を進めていきたいです。
株式会社シンプルメーカー
代表取締役 市川喬之
DX化導入支援・リモートインソーシング事業ならシンプルメーカーにご相談ください。
この活動を通じて「子育てしやすい社会」の実現を目指しております。
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